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ユノの耳はロバの耳

東の神に起こされてしまったので、萌えたぎる妄想を書き連ねます。
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生きにくさと変化の話(財団、江本純子 ドレス)

2019年3月31日(日)@渋谷ギャラリールデコ6F

財団、江本純子 vol.15 ドレス
(出演 内田慈 笹野鈴々音 遠藤留奈 江本純子)
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8月1日追記
おそれおおくも、ご出演されている遠藤さんから直々に反応をいただいてしまったため、
誤字や認識違いの部分を修正しました。
読み返してなかったのが、恥ずかしすぎる……。
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お芝居自体も久々なら、江本さんの劇も久しぶり。
ここ数年は四国に長期間滞在してワークショップを開いたり、
少し違う形の発信をされるようになったなあとぼんやり思っていたけど、
やっぱりこの人は天賦の才を持った人だと思う。
本当に学生時代に会っておいてよかった。

DSC_0497.jpg 

4人の女優さんの長台詞をシャワーのように浴びて、
2時間の上演時間はあっという間でした。

今回はある演劇賞の受賞スピーチを練習する場面を導入に、
ショービジネスの界隈で女性が生きていくこととのしんどさをコミカルに描いたもの。

どこからどこまでが決まったセリフなのかアドリブなのか
見ているこっちには全く判断がつかないまま、テンポが良すぎるほどポンポンと
進んでいく会話劇に、こっちはついていくのに必死。
(やっぱり演劇は鑑賞するのに頭も体力も必要だと実感した病み上がりの女)

女優さん同士のマウントの取り合いの様子が、
見ているといたたまれなくなって、
お尻がちくちくしちゃうような空気感とか、
同じ女優さんというカテゴリーにいる人でも、
宣伝になる人とそうでない人がばっさり線引きされてしまう残酷さとか、
リアルすぎるほどリアルで……。
たぶん出演している皆さんの実体験もふんだんに盛り込まれていたのでは
ないかなと想像しました。
ショービジネスの世界にいなくても、わかりすぎるほどわかりすぎた。

お酒の席で権力のある男の人に、二の腕を触られても、
もしベテラン女優さんが「えー今日は触ってくれないんですかー?」
みたいに言ってしまったら、若い人はいやだと思っても拒否できない。
みたいなことを言ってるシーンとか、ショービズには関係ないよね。

女で年取るってこういうことだよなって
分かってしまったり。
直接的な加害者じゃなくても負の連鎖はどこかで断ち切らないといけない
という気持ちとかが伝わってきました。

ある程度の年齢の女性なら、自分に引き寄せて考えざるをえない。
ショービジネスだけに限定された話じゃないないよなー
と思いながら見ていました。

10年前の江本さんは派手な舞台装置や衣装で圧倒させて、
その世界感に一気に没入させる手法を好んでとっていて、
その派手さ、エログロが一番の魅力だと昔は思っていました。

今回の作品は、椅子と脚立くらいしかない空間で、
舞台と観客席の境目もなくて、私は最前列の座布団に座って、
終始見上げながら鑑賞していました。
引き込む手法は変わっても熱量は変わってないんだなー
って思いながら見ていました。

作演出は江本さんなんだけど、それぞれの女優さんの
バックグラウンドから出たであろうセリフの数々も面白かった。

印象的だったセリフは遠藤さんのセリフだったと思うのですが、
→訂正 内田さんの台詞でした。
遠藤さんからご指摘いただいてしまって、申し訳ないです。
「自民党の支持者もEXILEのファンも会ったことないけど、
そういうことでしょ?」みたいなセリフがあって、
なんとなくの抑圧を表すセリフとしては秀逸だなと思いました。

出演者が少ないからこそできる濃密な舞台構成。
今年は他の作品も見たいな~

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