ユノの耳はロバの耳

東の神に起こされてしまったので、萌えたぎる妄想を書き連ねます。
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こんがらがる……(映画・彼は秘密の女ともだち)




彼は秘密の女ともだち 日本公式サイト

最近見た映画の話。
ちょっと思考を整理したいので記事として残します。

夫と子どもを残して無くなった親友の死を悼む女性クレール(こちらも既婚者)が、
残された夫デビッドの【女性になりたい】という願望と性自認に触れることで、
自分も人生を見つめ直す物語です。


デビットの【女性になりたい願望】っていうのが、
女装・化粧など外見から入るのですが、
男性に惹かれるといった同性愛的者的な描写は出てきません。
亡き妻の服を着て、かつらをかぶって化粧をして、
ミルクをあげている姿はすごくなんというかクレール以上に
ショッキングな光景でした。

こう女装姿を演じている俳優さんがとても細いので、
女性っぽく見せるのはあまり苦労しないのかな
と思ったのですが、すごく骨ばってごつごつしていて、
(特に顔が)
はっきりいって滑稽というか違和感しか感じません。

でも、たぶん監督はそれをねらっていて本当に女性に
見える人じゃない人をキャスティングしたんだろうなと
思いました。

で、話が進んでいくとデビットは自分を理解してくれる
クレールに受け入れてほしい、愛してほしい、と言います。
デビッドは同性愛者じゃないっていうのはここです。
女装しながら、クレールに迫るシーンは迫力があります。

逆に映画の序盤でなくなったローラ(デビッドの妻)とクレールの出会いが
かなりきちんと描かれているし、2人の絆もわかるようになっているんですが、
クレールが同性愛者に見えるようなところがたくさんあります。

女性の姿で肉体関係を迫るデビッドを
クレールは受け入れられません。
それはクレールが同性愛者だからなのか、不貞行為だからなのか、
それともローラのことが忘れられないからなのか、
わかりませんけど、複雑で複雑で考え込んでしまいました。

最後のシーンで、映画序盤で赤ちゃんだった子は小学生になっていて、
クレールとデビッドが学校に迎えに行くシーンがありました。
クレールはおなかの大きい妊婦姿。
でも最後まで見ても誰がおなかの子の父親かはわかりません。

これは自分の夫との子でも、
デビッドの子でもありえる結末なんですけど、
どっちなのかなあ。

子供と3人で帰るときに、
デビッドと手をつないでいた子どもが、
途中でおずおずという感じでクレールとも手をつなぐので、
一緒に育てている両親っていうのはちょっとちがうのかなと思いました。

あとデビッドの女装姿がすごく自然になっていて、
前はこう女装してます!みたいに網タイツとかストッキングとか、
ワンピースとか女を強調した服だったのが、
たしかスキニージーンズにニット姿で、
非常に「普通」の女性っぽい姿になっていて、
でも、前より女性に近づいてて(自然な所作が)
あ、この人この姿で生きてるんだなって一目でわかるようになっていて、
演技がめちゃくちゃうまいなと思いました。

異性愛者で異装者って結構難しいかも。
でも、女性が男装しても「解放された」というイメージにならないのに、
男性が女装してると「とらわれない、解放」っていうイメージに
なるのはなぜでしょうか。
そこは自分の中でレッテルを貼ってるいるようで
ちょっといやです。

しかし、この映画の原題はフランス語で「女ともだち」(原作も)
ですが、邦題がわかりやすいうえに的確でさらにおしゃれなので、
秀逸だなと思いました。





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